分析マニュアル
「株先案内人」対応分析指標
株価移動平均
- 株価チャート画面の「プライスビュー」に表示されます(⇒「株価チャートの表示」)。
- 日足・週足・月足を切替えることができます(⇒「株価チャートの基本操作」)。
- ロウソク足、止め足、新値足、カギ足、一目均衡表を重ねることができる
- 色の変更ができます(⇒「株価チャートの色の変更」)
- 長期・短期・任意の3本表示できます(表示-非表示を自由に選べる)。
- 3本について、それぞれ計算日数(n)を変更できます(⇒「株価チャートの計算設定」)
計算方法
n = 設定日数
株価移動平均(円) = n日間の終値合計/ n
株価移動平均の特長
株価移動平均は、複数日の株価の終値を平均して算出されるため、実際の株 価の動きより滑らかな動きになります。終値のみを単純に繋いだ止め足と比べ るとその違いがよく判ると思います。この滑らかな線によって現在の株価が過 去の株価に比べどの水準にあるかを知るのに役立ちます。例えば、乱高下を繰 り返している銘柄の株価水準を把握するのにローソク足や止め足を見ても判り づらい部分がありますが、株価移動平均を用いることによって的確に水準を捉 えることができます。また、株価移動平均線がローソク足の上に位置するか、 或いは下に位置するかで、株価水準を捉える目安とすることができます。即ち、 ローソク足より上に位置する場合は、株価が過去の水準よりも下にあることか ら今後株価は上昇する可能性があることを意味します。反対の場合は、逆に株 価が下がる可能性があります。株価移動平均値を算出するための設定日数は、 長期的な動きを見たい場合は多めに、短期的な動きを見たい場合は少なめに設 定してください。
ゴールデンクロスとデッドクロス
株価移動平均は、一般的に長期と短期の2種類の線を使って判断する方法が 用いられます。長期とは、株価移動平均値を算出するための日数を長めに設定 します。(日足では20日や30日がよく用いられます。)短期は、算出日数を長 期よりも短めに設定します。(日足では10日や16日がよく用いられます。)こ の2本の線の動きによって相場を判断することができます。判断の方法として、 ゴールデンクロスとデッドクロスがあります。ゴールデンクロスとは、短期線 が長期線を下から上へ突き抜けた点を言い、株価が上昇相場に転じる可能性が あります。逆に短期線が長期線を上から下へ突き抜けた点をデッドクロスと言 い、株価の下降相場を示す可能性があります。